ひなた整骨整体院よりお知らせInformation
2020.01.9
風邪で抗生物質を安易に使用するのは注意が必要です
この冬は例年より暖冬だとお聞きしますが、新年を迎えバイク通勤の私には寒さが増してきた気がします・・・
そして、冬の時期に多くみられるのが風邪です!
この風邪に対して抗生物質は実は、効き目がないことをご存知でしたか?
理由は風邪の多くはウイルス感染であり、細菌感染ではないからです。
抗生物質は主に細菌感染の際に使用すべき薬だということを、この機会に知っておいてくださいね。
ウイルスと細菌の違は・・・?!最も大きな違いは分子量(大きさ)です。
ウイルスの大きさは細菌1000分の1の大きさなので、細菌よりも鼻やノドを通過しやすいので、このことからも風邪の多くはウイルス感染です!
また、ウイルスと細菌は構造上の違いもあり、ウイルスには細胞壁はなく、細菌には細胞壁があり、抗生物質は、その細菌の細胞壁を作るのを阻害して細菌を退治する働きがありますが、そもそも壁のないウイルスには効き目がないということです。
そして、風邪の多くは対症療法であり、元を絶つのではなく症状を軽くさせるために、お薬を処方されています。
抗菌薬(抗生物質)に関する市民の知識調査によると・・・
◆抗菌薬はウイルスをやっつける・・・正しい46.8% 分からない31.3%
◆風邪やインフルエンザに抗菌薬は効果的だ・・・正しい40.6% 分からない34.8%
※これはどちらも間違いが正解の質問です。
では、風邪の場合は抗生物質を使用してはいけないものなのでしょうか・・・?
風邪の多くは抗生物質が不要ですが、一部の風邪症状の疾患には必要だとされています。
【抗生物質が必要とする風邪症状の疾患】
○中等度以上の急性副鼻腔炎
○溶連菌感染の急性咽頭炎・重症な急性咽頭炎
○画像検査にて気管支炎また肺炎を認めるもの
この例の疾患はあくまで目安で臨床的には敗血症や小児の中耳炎を合併しているものは
症状次第で処方されることもあるみたいです。
まとめ・・
『風邪は原則として抗生物質は不必要です!』
ただし、風邪症状の中には抗生物質が必要な場合もあります。不必要な抗生物質は腸内細菌を減らしてしまいます。
さらに耐性菌といって抗生物質に抵抗できるように進化して細菌を増やす事にもつながります。
この耐性菌がかなりやっかいで、私の母も肺炎を患い抗生物質を処方してもらって使用していましたが、耐性菌でかなり危険な事に陥りましたので、耐性菌にはくれぐれも注意してくださいね。
また、私たち患者側も安易に抗生物質を求めるべきではありませんし、もし風邪症状で受診した際、抗生物質が処方された場合は、理由を聞いてみる事も必要ではないでしょうか。
腰痛のある方に気をつけて頂きたいことがあります。
腰痛が悪化し薬も効かないようになってしまった方を当院でも多くお診受けます。
そこまで腰痛が悪化してくると様々な日常生活への支障をきたすことになります。
・普通に歩けない
・家事や仕事ができない
・熟睡できない
このように困り果てないうちに、痛み止めの薬やシップで様子をみるのではなく、早めの対処をする事がとても大切です。
>>坐骨神経痛や腰痛・ヘルニアで治療院を探すのにお困りでしたら治療院を選ぶ基準にもなると思いますのでこちらも
是非一度お読みください。
・腰痛とは
・腰痛の症状
・腰痛の原因
なぜあなたの腰痛は改善しないのか・・・?
>>もしあなたが根本的な腰痛の改善を望むなら、まずは腰痛の事を詳しく知る必要がります。