ひなた整骨整体院よりお知らせInformation
2023.07.1
汗の事を理解して暑い季節の対策を考えよう!②
7月に入り梅雨の時期がもう少し続きそうですね。
この時期、蒸し暑くすごしにくくなり体調も崩しやすいのではないでしょうか。今月は前回の続き『汗の事をよく理解し暑い季節の対策を考えよう!②』です。
気になる方も多いと思いますが、汗荒れやあせもです。
汗荒れとあせもは別物で、汗荒れは皮膚の表面に出た汗が刺激を与え、かゆみを生じる事が多く、あせもは肌の中の汗腺が詰まる症状で細かなブツブツが現れますが、かゆみはあまり生じる事はありません。
汗荒れの対策法としては・・・肌の表面が潤い、バリア機能が正常であれば汗をかいてもかゆくならないそうです。そのため、汗荒れを防ぐには肌の健康を保つ事が大切。
肌のバリア機能を壊す大きな原因は洗いすぎによるもので、汗荒れが気になる方は、石鹸やボディソープの使用を週二回程度にし、柔らかめのタオルでやさしく洗うことをお勧めします。
あせも対策としては・・・一度に大量の発汗をしないことが大切です。通気性の良い綿など、吸湿発散性の良い素材の服を着るといいです。
また、汗をかくと身体から毒素がでた~って感じになりますが、これは本当なのか・・・?
私自身もジョギングしたりサウナで大量に汗が出た時は、なんかすっきりして身体の中から毒がでたような気がしますが、汗の99%以上は水で、若干の塩分やアンモニアが混じっているのですが、汗から毒素が出るというのは医学的には考えにくようです。
体内で失われる水分は、汗が出なければ尿が増え、汗が出れば尿が減るといった体内でコントロールされているので、たくさん汗をかいたからといって、汗以外の成分が余分に出るわけではなかったのです。
また、お酒を飲んだ後にサウナでアルコールを出すというのも、間違った認識をしていると危険でアルコールは肝臓で分解されるため、汗腺から出る事はなく汗をかきすぎると脱水症状になる恐れがあるので、サウナなどではこまめな水分補給を忘れずにご注意ください。
これから梅雨も明け夏本番を迎える中、汗の事をよく理解し夏の暑い季節を上手に対策をして健康に過ごしましょう!